地図みて、電車調べて、ホテル探してと、海外旅行はスマホを使いたい場面だらけ。
名前は変だけど実は頼れる「変なSIM」と一緒に韓国にいってきたので、入手方法から使用感までじっくりレビューしていきます。
目次
HISが提供する変なSIMとは?
変なSIMとはH.I.S.モバイルが提供している海外用SIMカードです。
使いたい分だけデータ量を購入して海外で何度でも使えるデータ通信専用SIM
日本で初の貼り付けるタイプのSIMカードも話題になりました。
変ななまえと変なかたちにばかりが目立ちますが、実は海外用SIMとしてかなり優秀なんです。
そんな変なSIMの4つの特徴を紹介します。
①75ヵ国どこでも24時間500円で利用可能
75ヵ国というと日本人の主要な旅行先はほとんど網羅しています。ちなみに、世界で最も観光客が訪れる国ランキングTOP10の国すべてで使用可能です。詳しい対応地域は公式ページでチェックできます。
さまざまな国で使える。というだけじゃないのが変なSIM。どの国に行っても500円/日でネットが使えるんです。
アメリカでもスイスでもオマーンでもアゼルバイジャンでも500円/日です。容量も一律200MB/日となっています。
どこの国でも同じ金額で使えるのは安心感があります。しかも500円で安い!
②貼るだけでいつものスマホが海外で使える
国内で使っているSIMカードの上に貼り付けるだけで、いつものスマホが海外でも使えるようになります。
これのすごいところは、国内で使っているSIMの機能はそのままに、変なSIMの機能を追加できる点です。アプリから切り替えるだけで、国内用と海外用のSIMをスイッチングできちゃうんです。つまり、SIMの入れ替えが不要。貼りっぱなしでokなんです。
SIMの入れ替えでミスしてSIMカードを無くした経験があるので、この便利さがよくわかります。
③一度買えば何度でも使える
変なSIMは一度カードを購入してしまえば、何度でも使うことができます。海外旅行のたびに、契約をし直す必要はありません。また、設定の仕方を一から調べ直さなくても済みます。
値段だけではなく、手続きの面でも海外でのスマホ利用のハードルを下げてくれる仕組みになっているんですね。
④機器のレンタルが不要
海外用ポケットWi-Fiとは異なり、機器のレンタルが必要ありません。
SIMカードだけ貼れば準備が整うので、現地でWi-Fiを持ち歩くことも、帰国後空港で返却する手間もありません。また借り物につきまとう、壊してしまうリスクからも解放してくれます。
変なSIMの入手方法
H.I.S.モバイルのページからのみ申し込みできます。HISの店頭でも出来るかと思って直接店舗に行っちゃいましたがダメでした。
申し込みは簡単。すべての手続きはスマホのみで完結しました。必要なのはクレジットカードとメールアドレスだけ。本人確認書類は必要ありませんでした。
申し込みの中で、SIMのタイプを選べるので、通常の貼らないカードタイプも選択できます。
SIM本体の価格はどちらのタイプを選んでも同じです。無くす自信があるので迷わずシールタイプにしました。
5分程度で手続き完了。
すぐにメールが届くので、あとはSIMの到着を待ちます。
はじめてのSIM貼り体験
申し込みから5日後、変なSIMが届きました。封筒の中には、
- 設定ガイド
- 変なSIM
が入っています。
設定ガイドはiPhone用・android用の両方用意されている親切仕様。
変なSIMはこちら。
パッケージはふつうです。
さっそくSIMを貼っていきます。
フィルムをめくって、くぼみに自分のSIMカードをセットします。
そのまま、変なSIMごとフィルムを降ろして貼り付け。
これなら誰が貼ってもズレないですね。ぴったりつくので、もとのSIMと一体化します。
このままSIMカードスロットにいれてSIMの準備は完了です。
アプリから通信プランを購入
[追記]
プランの購入方法や設定方法が変更されました。詳しくは公式ページをご覧ください。
実際に使って感じたメリット・デメリットへはこちらから
—–
SIMの準備が整ったら、プランを購入していきます。プランは購入後3カ月利用可能なので、事前に購入しておくことをおすすめします。
購入は変なSIMの公式アプリから。アプリはiTunesやGoogle Playにはなく、公式ページからのみダウンロードできるようになっているのでご注意ください。
アプリを起動したら行きたい国を選んで、
利用する日数を選んで、
購入します。
これで国内での事前準備は完了です。スマホ本体の設定は利用当日に飛行機内で行います。
飛行機に乗ったらSIMを切り替え
機内でアプリを起動して、国内SIMから変なSIMに切り替えます。ちなみにオフライン時でもアプリを使えば設定方法とQ&Aが見られるようになっているので、困ったら頼りましょう。
格安SIMを使用している場合は、プロファイルの削除が必要です。iPhoneの場合は、
[設定] > [一般] > [プロファイルとデバイス管理]
から国内SIMのプロファイルを削除します。
※削除したプロファイルは帰国後に再インストールする必要があります。再インストールは使っている格安SIMの公式HPからできるのでお忘れなく。
到着後すぐにつながる
旅行先に到着したらアプリでプランを有効化します。
すぐに現地の電波を捕まえて、ネットがつながりました。
これでお店も地図も調べられます。心強すぎる。韓国での回線は、韓国内最大手のSKT社のものが提供されていました。
使ってみて感じたメリット
変なSIMを1泊2日の韓国旅行で24時間使って分かったメリットをお伝えします。
①最初から最後まですべて日本語
現地でSIMを買う場合だと、英語か現地の言葉でやりとりする必要が出てくるので、言葉に不安がある場合はハードルが高くなってしまいます。
変なSIMなら申し込みから利用まですべて日本語で完結。なので、初めての利用でもつまずくことなく使えました。
出鼻をくじかれることなく、快適な韓国旅行を送れました。
②4Gだからサクサク
旅行中はどこでも4Gで繋がったので、サクサク調べ物ができました。ネットが使えると電車の乗り換えを調べるのも日本にいる時と同じ感覚でできます。
知らない土地だからこそいつもと同じ感覚で調べられるのは安心感がありました。
高速通信は韓国に限ったものではありません。変なSIMではほとんどの地域で高速LTE回線が使えます。
③低速通信なら無制限で使える
変なSIMでは、一日で使える容量が200MBと決まっています。ですが、これは高速通信の容量。
200MB使い切ると自動的に切り替わる低速通信なら無制限でつかえるんです。容量超えたらいきなりネットが使えなくなって途方に暮れる…なんてことがありません。
実際に今回の旅行では、調子に乗ってInstagramやSpotifyを使っていたので容量オーバーしました。
地図とちょっとした調べものなら200MBで全然足ります。ですが、無制限でつかえる低速通信はセーフティーネットとしてもいいですよね。
低速時の速度がどの程度か分かるように動画を撮ってみました。低速時でもLINE程度ならストレスなく使えました。
ブラウジングは画像の読み込みに結構時間がかかりました。
使ってみて感じたデメリット
何事も良い面があれば悪い面もあるということで、使って分かったデメリットを2つお伝えします。
①ヘビーに使うには容量が足りなかった
使い方の問題な気もしますが、容量を一切気にせず使うには200MBでは足りないということがわかりました。
ブラウジングもSNSも動画も最大限に使いたいという人には、変なSIMではなくプリペイドSIMを使うことをおすすめします。
例えばこちら。容量が3GBもあるので、短期の旅行なら使い切れないくらいです。
設定などは変なSIMほど親切ではないので、自分で調べて使える方でないとちょびっとハードル上がるのでご注意ください。あと、SIM紛失にも気を付けて!
②24時間単位の利用なのでロスが出る
今回は1泊2日の旅行でしたが、実質の滞在時間は、27時間程度でした。もし滞在中つねにネットを使おうとすると、48時間分のプラン購入が必要になります。
これはちょっともったいないので、最後の3時間はネット無しで過ごしました。ただ、今考えると3時間通信するために500円って別に高くない気もします。
コスパを最大限に高めたい場合には、24時間単位での契約は不利になるケースがあるので一応注意してください。
変なSIMの口コミ
アジアがメインかと思ったら、アメリカ・フランスなどなどいろんな国で使われているみたいですね。
変なSIM調子いいです。在北京。 pic.twitter.com/zuBfaxiL3n
— 仲町にこみ (@omasaku) 2018年8月18日
貼るだけでデータ通信ができる「変なSIM」をNYで使ってみた! #変なSIM #海外 #データ通信 押忍! SIM道場 : 貼るだけでデータ通信ができる「変なSIM」をNYで試した! https://t.co/ix5Me7PG1l
— SIM_DOJO (@SIM_DOJO) 2018年8月22日
今回のフランス旅行で、ツイッターで話題になっていた「変なSIM」を使ってきました!使用レポとオススメの理由を紹介してます!(回し者ではありません 笑) https://t.co/a7OYZFxMWH
— くまこ@フランスブロガー (@kumakoblog) 2018年8月21日
まとめ
変なSIMの特徴をおさらいです。
- 世界75ヵ国どこでも500円/日
- SIMに貼るだけでつかえる
- 一度買えば繰り返し利用可
- 機器のレンタル不要
- 最初から最後までぜんぶ日本語
- 高速通信でサクサク。低速なら無制限
こうしてみると気軽に海外でネットをしたい人に向いてるSIMと言えそうです。
不安の多い海外旅行で、いつも通りスマホが使えるってとても心強いです。ネット環境をしっかり準備して、アクティブに海外旅行を楽しみましょう!
変なSIMの申し込みはH.I.S.モバイルから
以上、貼るだけでOK!HISの変なSIMを韓国で使ってみたお話でした。